療育機能集約で子どもの発達を一貫支援 四国中央にセンター開所
発達障害などの療育支援機能を統合した愛媛県四国中央市の「子ども若者発達支援センター(愛称・パレット)」が5日、同市下柏町にオープンした。言語聴覚士や作業療法士、臨床心理士などの専門職を含め48人が常勤。相談、検査、療育などをワンストップで行う。
センターでは、学校や社会での生活に困難がある子どもらを、幼児期から就労期まで一貫して支援。これまでの発達支援センター(三島宮川4丁目)など5施設を集約した。
適応指導教室や個別療育室、相談室などがある。「プレイルーム」では、つり遊具やボールプール、ボルダリング用の突起が付いた壁などを備え、作業療法士らの下で遊びを通じた感覚統合療法を行う。
開所式には関係者ら約70人が出席。篠原実市長が「子どもや若者が社会生活をスムーズに送れるよう、皆で力を合わせていく」とあいさつした。
開所時間は月―土曜の午前8時半~午後6時5分(祝日は除く)。